石川薬局通信No.6
※この記事は9月に当薬局の会員様宛にお送りしました「石川薬局通信」を転載したものです。
皆さんこんにちは。石川薬局ゼフィルスの石川です。
少し前までは暑い暑いと言っていたのに気が付けばもうすっかり秋に なってしまいました。この変化時は特に体調の変化が出やすい時期です。冷たい空気を吸い込むことで体の中が冷えて体調を崩してしまう方が 多いようです。皆さん体調管理には十分気を付けてくださいね。9月2日に八幡公民館にて健康講座の一環として一般の方を対象にお薬の飲み方について お話しをさせていただきました。 皆さん日頃から薬の飲み方について疑問がたくさんあったようで、色々な質問をいただきました。公民館での質問の他、薬局でも良く受ける質問の一部を今回は上げさせていただきます。
Q、お酒や牛乳で薬をのんでもいいの?
A、 飲酒は血液の流れを良くします。 薬は服用後、体の中に吸収され血液に溶けてお薬の成分が働く場所まで運ばれます。飲酒後の血流がよい状態は薬の効果が強くなったりし、思わぬ副作用を起こすことがあります。薬での事故を防ぐため、お酒で薬を服用することは止めましょう。
一方、牛乳で服用すると牛乳内に含まれるカルシウムなどのミネラルがお薬の吸収を 邪魔し、十分な効果を発揮できないことがあります。牛乳での服用も控えましょう。 お薬はお水またはお白湯で服用するようにしましょう。
Q、最近、胃の調子が良くないと友人に相談したところ、友人はこの薬が良く効くよと言って 1錠お薬を分けてくれました。このお薬を服用してもいいですか?
A、 病院で処方されたお薬は先生が患者さんの体質、状態などを判断して処方しています。 同じ症状だからと言って安易に薬を渡してはいけません。また、貰ってもいけません。 同じ胃の不調という症状でも原因は様々です。原因に適した薬でなければ十分な治療は見込めません。また、友人にはよく効いても自分には副作用が出てしまう場合もあります。 友人、家族に薬はあげない、渡さない。また友人、家族から薬を貰わない、使わないよう心掛けましょう。
今回上げさせていただいたものはほんの一部です。そのほか気になることがありましたら ご来店時にご質問ください。