石川薬局通信No.10
石川薬局通信No.10
※この記事は平成27年1月に当薬局の会員様宛にお送りしました「石川薬局通信」を転載したものです。
皆さんこんにちは。石川薬局ゼフィルスの石川です。
石川薬局通信も無事、10回目を迎えることが出来ました。これからも色々な情報を発信できるよう頑張りたいと思います。
さて、今回は誰もが一度は経験したことがあると思われる“しもやけ”についてお話しいたします。
しもやけは寒さで血行が悪くなることで生じる炎症の事で、特に皮膚が外気にさらされる頬や鼻先、 耳たぶや手足などに起こりやすく、かゆみや痛みを伴います。 しもやけの患部が乾燥すると皮膚に亀裂が生じ、“ひび”となり、さらに進行すると“あかぎれ”となってしまいます。
気温が5℃前後で昼夜の気温差が大きいとしもやけが出来やすくなります。その他にも 手など濡れたままにしておくと気化熱により皮膚表面の温度が下がりしもやけが出来やすくなります。 しもやけを緩和する方法として次の方法を紹介いたします。
- 患部を温水と冷水に交互につける。約40℃の温水と約5℃の冷水に患部を交互につけることで血行が良くなりしもやけが改善します。このとき、冷水よりも温水の時間を長くし、温水から始めて温水で終わるようにするとより効果的です。
- 患部を温めながらマッサージを行う。患部を温めながらマッサージを行うことでより血行改善が期待できます。ただし強い力で行うと患部付近の毛細血管が損傷し、症状が悪化することもあるので注意しましょう。
- 血行改善効果のある栄養剤や血行改善効果のある成分が入ったクリームを使用する。こちらも血流をよくすることでしもやけを改善します。
予防として、しもやけになりやすい部位が冷えすぎないようにしっかり防寒しましょう。 手袋や靴下が濡れてしまった場合は早めに取り替え、靴もしっかり乾燥させましょう。先の細い靴やヒールの高い靴も足の指先の血行不良を引き起こすのでしもやけがひどい方は 指先を圧迫しない靴を履くと良いでしょう。