石川薬局通信No.11
※この記事は平成27年2月に当薬局の会員様宛にお送りしました「石川薬局通信」を転載したものです。
皆さんこんにちは。石川薬局ゼフィルスの石川です。
先日、東静岡駅の近くにある施設でボルタリングというスポーツを 体験して来ました。無数の突起がある壁を、頭を使いながら登る スポーツです
なかなかハードで日頃の運動不足を再認識すると ともに、しばらくは体がガタガタになってしまいました。 しかしながら全身を使って壁を登るのでとても楽しかったです。 運動したくなったらまた行きたいと思います。
さて、今回は発酵と腐敗についてお話ししたいと思います。 発酵と腐敗はどちらも微生物によって引き起こされる現象です。
発酵は微生物の力を利用して行われる化学変化で、人間に有益なものを発酵と言います。 発酵により食材の味が良くなる、良質の栄養素が含まれるようになる、化学変化により別の 食べ物が出来上がるなどの変化が起こります。
例:アルコールの醸造、チーズ・ヨーグルトなどの乳製品、味噌、醤油など
腐敗も微生物により引き起こされる化学変化ですが、人間にとっては有益でないものを指します。食中毒を引き起こす毒素が出来てしまったり、たんぱく質が分解されて腐敗アミンという腐敗臭の原因が出来たりします。 このように言われると腐敗に良いイメージが無いかもしれませんが、自然界では腐敗はとても 重要な現象です。動物の死骸や果実など微生物が引き起こす腐敗により土に返り生命サイクルを回しているのです。
ところで私たちの体の中でも発酵と腐敗が常に生じている所があるのはご存知でしょうか。 答えは腸です。腸は食べ物から栄養素・水分を吸収する大切な臓器です。この中では腸内細菌という微生物により発酵と腐敗が常に起こっています。 発酵をする微生物、俗にいう善玉菌が多いと腸内環境は良いとされ、栄養もしっかりとれて体はイキイキします。
一方、腐敗を起こす悪玉菌が多いと腸内環境が悪くなり、便秘や異常な便臭などを引き起こします。最近の研究では腸内環境が良いと免疫力がアップすることや腸内環境が長期にわたり悪いと 様々な病気の原因になることも分かってきました。
毎日を健康に過ごすためにも腸内環境の見直しを今一度してみてはいかがでしょうか。ちなみに僕は積極的に発酵食品を摂取するようにしてからすごくお腹の調子も良く毎日過ごせて います。おいしくて低カロリーなので続けやすいドリンクタイプです。 気になる方は試飲できますのでお気軽にお声掛けくださいね(^O^)/